ガラケー・ガラホ・スマホの違いをやさしく解説|3G終了で高齢者が後悔しない選び方
「最近、携帯会社から“3G終了のお知らせ”が届いたけれど、正直よくわからない」
「ガラケーは使い慣れているけど、もう使えなくなるの?」
「スマホは難しそうだし、ガラホという選択肢もあると聞いたけれど違いが分からない」
そんな不安を感じている高齢者の方、そしてご家族の方はとても多いです。
実は今、日本では3G回線の終了により、これまで普通に使えていたガラケーが、ある日突然使えなくなる可能性があります。
その一方で、「ガラホ」「スマホ」という選択肢があり、何を選べば後悔しないのか迷ってしまうのも無理はありません。
この記事では、ガラケー・ガラホ・スマホの違いを、専門用語をできるだけ使わず、やさしく丁寧に解説します。
「操作は簡単なほうがいい」「料金は分かりやすくしたい」「いざという時に困らないものがいい」
――そんな高齢者目線を大切にしながら、自分に合った携帯の選び方が分かる内容になっています。
読み終わる頃には、
「これなら大丈夫」「これを選べば安心」
そう思える判断軸が、きっと手に入るはずです。
この記事の監修/執筆
山本/スマホ講師
札幌市西区在住の40代2児の父
高齢者向け/シニアスマホ相談&使い方教室キガルナを主催、スマホスクール事業を行うデジサポ(NPO法人日本シニアデジタルサポート協会)認定講師サポートスタッフに登録。2026年現在、AIによる格安漫画チラシコンテンツの制作・札幌でコンテンツ制作や終活にともなう不用品回収・遺品整理の事業などに関わる。(LINEでご相談/メールでご相談)
そもそも「3G終了」とは?高齢者に何が起きるのか
「3Gが終わる」と聞いても、
「よく分からないけど、自分には関係ないのでは?」
そう感じている方は少なくありません。
ですが実は、この3G終了はガラケーを使っている高齢者にとって、かなり大きな影響があります。
まずは、ここをしっかり理解しておくことが、後悔しない選択の第一歩です。
3Gが終了するとガラケーはどうなる?
3Gとは、簡単に言うと携帯電話がつながるための電波の仕組みです。
これまで長年使われてきた方式ですが、現在はより新しい4G・5Gへと移行が進み、3Gは順次使えなくなることが決まっています。
問題なのは、
多くの昔ながらのガラケーは「3G専用」 だという点です。
3Gが終了すると、どうなるのかというと、
- 電話がかけられない
- 電話を受けられない
- メールも使えない
- 緊急時に連絡が取れない
つまり、携帯電話としての役割を果たさなくなる可能性があります。
「家では固定電話があるから大丈夫」と思うかもしれませんが、
外出先での連絡手段がなくなるのは、思っている以上に不安なものです。
「まだガラケー使えている」は危険なサイン
よくあるのが、こんな声です。
「今は普通に使えているから、まだ大丈夫でしょう?」
実はこれが、一番危険です。
3G終了は、ある日突然やってきます。
終了した瞬間に、
- いきなり圏外になる
- 電話がつながらなくなる
- 修理や手続きが一気に混み合う
といった事態が起こります。
特に高齢者の場合、
- ショップに行くのが大変
- 手続きが分からず不安になる
- 家族にすぐ相談できない
といった理由から、ギリギリになって慌ててしまうケースがとても多いのです。
だからこそ大切なのは、
「使えなくなってから考える」のではなく、「使えるうちに選ぶ」こと。
このあと解説する
「ガラケー・ガラホ・スマホの違い」
を知っておくだけでも、選択はぐっと楽になります。
ガラケー・ガラホ・スマホの違いを一目で理解しよう
「違いが分からないから決められない」
これは、高齢者の方から本当によく聞く言葉です。
名前も似ていますし、ショップで説明を聞いても専門用語が多く、
「結局どれが自分に合っているのか分からないまま帰ってきた」
というケースも少なくありません。
ここでは、難しい話は抜きにして、
それぞれの特徴をやさしく整理していきます。
ガラケーとは(できること・できないこと)
ガラケーは、いわゆる昔ながらの携帯電話です。
できることは、とてもシンプルで、
- 電話をかける・受ける
- メール(主にキャリアメール)
- ボタン操作での簡単な設定
といったものが中心です。
操作に慣れている方にとっては、
「開いて、押して、閉じる」
この感覚がとても安心ですよね。
ただし、大きな問題があります。
それが、3G終了の影響を強く受けるという点です。
多くのガラケーは3G専用のため、
- 今後は使えなくなる
- 新規契約ができない
- 修理やサポートが終わる
といった状況に入っています。
つまり、
「使いやすいけれど、もう選び続けられない携帯」
という立ち位置になっているのです。
ガラホとは(見た目はガラケー、中身はスマホ)
ガラホは、
見た目はガラケー、中身はスマホ
と考えると分かりやすいです。
特徴としては、
- パカパカ折りたたみ式
- 物理ボタンで操作できる
- 4G回線対応(3G終了後も使える)
という点が挙げられます。
「スマホは怖いけど、ガラケーはもう使えない」
そんな方にとって、間を取った選択肢がガラホです。
ただし注意点もあります。
- スマホほど何でもできるわけではない
- LINEやアプリ操作は機種によって制限あり
- 操作がガラケーと微妙に違う
そのため、
「完全に今まで通り」というわけではありません。
スマホとは(できることが多い反面の不安)
スマホは、現在の主流の携帯電話です。
- 電話・メール
- LINEや写真のやり取り
- インターネット検索
- 地図、動画、健康管理
など、できることは圧倒的に多くなります。
一方で、高齢者の方が不安に感じやすいのも事実です。
- 画面操作が難しそう
- 間違って押しそう
- 料金が高くなりそう
ですが最近は、
- 高齢者向けスマホ
- 文字が大きい設定
- 操作を限定できる機能
も充実しており、
「思ったより使いやすかった」
という声も増えています。
高齢者目線で比較|どれが一番ラクで安心?
ここからは、高齢者の方が本当に気になるポイントに絞って、
ガラケー・ガラホ・スマホを比べていきます。
カタログやスペックではなく、
「実際に使う立場」で考えることが大切です。
操作のしやすさで比較
まず一番大切なのが、操作のしやすさです。
- ガラケー
ボタン操作で直感的。長年使ってきた安心感があります。
ただし、今後は使えなくなる点が最大の不安です。 - ガラホ
基本はボタン操作なので、ガラケーからの移行は比較的スムーズ。
ただ、設定画面や一部操作はスマホに近く、「少し慣れ」が必要です。 - スマホ
画面を指で触る操作に最初は戸惑いがち。
ただし、文字を大きくしたり、使う機能を限定すれば、
「意外と簡単だった」という声も多くあります。
👉 操作だけを見るなら
「ガラケー → ガラホ → スマホ」の順で慣れが必要になります。
料金のわかりやすさで比較
次に多い不安が、料金が分かりにくくなるのでは?という点です。
- ガラケー(3G)
これまでの料金体系に慣れているため安心感があります。
ただし、今後はプラン自体が終了していきます。 - ガラホ
ガラケーに近い料金プランが多く、
通話中心なら比較的シンプルです。 - スマホ
プランの選択肢が多く、最初は分かりにくく感じがち。
ただ、使い方に合わせて安くできる可能性もあります。
👉 「とにかく分かりやすく」ならガラホ
👉 「慣れれば柔軟」なのがスマホ
というイメージです。
困ったときのサポート体制で比較
意外と見落とされがちなのが、困ったときのサポートです。
- ガラケー
店舗・修理・サポートが縮小しており、今後は頼りにくくなります。 - ガラホ
現在も販売・サポートされているため、一定の安心感があります。 - スマホ
ショップ、電話、家族サポートなど選択肢が多く、
実は一番助けを受けやすい環境とも言えます。
特に、家族がスマホを使っている場合、
スマホの方が教えてもらいやすいというメリットもあります。
この比較を踏まえると、
「今の安心」だけでなく、
「これからの安心」も考えることが大切だと分かります。
ガラホは「ちょうどいい選択」なのか?
ここまで読んで、
「じゃあ、ガラホが一番無難なのでは?」
そう感じた方も多いかもしれません。
確かにガラホは、
ガラケーとスマホの“中間”の存在として選ばれることが多い携帯です。
ただし、「誰にとってもちょうどいい」わけではありません。
ここでは、ガラホが向いている人・後悔しやすい人をはっきり分けて考えてみましょう。
ガラホが向いている人
ガラホが合いやすいのは、次のような方です。
- 電話とメールが中心
- これまでガラケーを長く使ってきた
- 画面を触る操作に強い抵抗がある
- 3G終了後も、とにかく今の感覚に近い形で使いたい
ガラホは、
- 折りたたみ式
- ボタン操作が基本
- 4G対応で今後も使える
という点で、
「今までの安心感をできるだけ残したい人」にとっては、非常に心強い選択肢です。
また、
「スマホはまだ早い」
「まずは様子を見たい」
というワンクッションとして選ぶのも一つの考え方です。
ガラホを選んで後悔しやすいケース
一方で、ガラホを選んだあとに
「思っていたのと違った…」
と感じるケースもあります。
例えば、
- LINEをしっかり使いたかった
- 写真や動画を家族と頻繁にやり取りしたい
- インターネット検索をよく使うようになった
こうした使い方を考えている場合、
ガラホでは物足りなく感じることがあります。
また、
- 機種の選択肢が少ない
- 将来的にはガラホも減っていく可能性がある
- 周りに使っている人が少なく、教えてもらいにくい
といった点も、見逃せません。
つまりガラホは、
「今の不安を減らす選択」には向いているけれど、
「これから広がる使い方」には限界がある
という位置づけです。
ここまでで、
「ガラケーはもう選べない」
「ガラホは安心だけど万能ではない」
ということが見えてきたと思います。
次は、
「スマホデビューは本当に難しいのか?」
という、多くの方が一番不安に思う点を掘り下げていきます。
スマホデビューは本当に難しい?
「スマホは若い人のもの」
「高齢者には使いこなせない」
そう思って、最初から選択肢から外してしまう方はとても多いです。
ですが実際には、スマホに変えて“よかった”と感じている高齢者の方も増えています。
ここでは、不安を正直に整理しながら、現実的な話をしていきます。
高齢者でもスマホを使いこなせた実例
よくある実例として、こんな声があります。
- 「最初は電話に出るだけで精一杯だったけど、今はLINEで孫の写真を見るのが楽しみ」
- 「地図アプリのおかげで、知らない場所でも安心して出かけられるようになった」
- 「病院の予約や調べものが自分でできるようになって、気持ちが楽になった」
ポイントは、
“全部使おうとしなかった” という点です。
最初から、
- 電話
- LINE
- 写真
この3つだけに絞って使い始めた方がほとんどです。
スマホは「できることが多すぎる」だけで、
使わなければならない機能が多いわけではありません。
最初につまずきやすいポイントと対策
スマホデビューでつまずきやすいのは、だいたい次の3つです。
① 画面操作が怖い
→ 対策:
文字を最大サイズにする
ホーム画面に必要なアプリだけを置く
高齢者向けモードを使う
これだけで、驚くほど操作は楽になります。
② 間違って押してしまいそう
→ 対策:
「戻る」「ホーム」など、基本操作だけ覚える
分からなくなったらショップに行く
今は、ショップ側も高齢者対応に慣れています。
③ 料金が高くなりそう
→ 対策:
最初は一番シンプルなプランを選ぶ
動画やゲームを無理に使わない
使い方次第で、ガラホと大きく変わらない料金に抑えることも可能です。
スマホは、
「難しいから無理」なのではなく、
「一気にやろうとして難しく感じる」 だけ。
ゆっくり、自分のペースで使えば、
実は一番「これからも安心できる選択肢」になることもあります。
スマホを使う、と聞くと
「20代の若い人が、指でサッサッと操作している姿」
を思い浮かべてしまいがちですが、そのイメージを持つ必要はありません。
高齢者の方がスマホを使う目的は、
若い人と同じことをするためではないからです。
目指すのは、
20代レベルではなく、せいぜい“40代くらいの使い方”で十分です。
具体的には、
- 電話ができる
- LINEで家族と連絡が取れる
- 写真が見られる・送れる
- 分からないことを調べられる
この程度ができれば、日常生活ではまったく困りません。
実際、多くの40代・50代の人も、
- すべての機能を理解しているわけではない
- 使うアプリは限られている
- よく分からない操作は避けている
という使い方をしています。
つまりスマホは、
「使いこなすもの」ではなく、「必要なところだけ使うもの」
と考えて大丈夫なのです。
「若い人みたいにできないからダメ」
ではなく、
「自分に必要なことができればOK」。
この考え方に切り替えるだけで、
スマホへのハードルは、ぐっと下がります。
後悔しないための選び方チェックリスト
ここまで読んで、
「なんとなく分かってきたけれど、結局どれを選べばいいの?」
と感じている方も多いと思います。
そこでこの章では、自分に合った携帯を見極めるためのチェックポイントを整理します。
難しい判断は必要ありません。順番に確認するだけで大丈夫です。
今の使い方を整理する
まずは、「これから何がしたいか」ではなく、
「今、何に使っているか」を考えてみてください。
次の質問に、○か×で答えてみましょう。
- 電話が使えれば十分 → ○
- メールやLINEはたまに使う → ○
- 写真や動画はあまり見ない → ○
- インターネットはほとんど使わない → ○
○が多い場合は、
👉 ガラホでも十分満足できる可能性が高いです。
一方で、
- 家族や孫とLINEでやり取りしたい
- 写真や動画をよく見たい
- 地図や調べものを自分でしたい
こうした気持ちが少しでもあるなら、
👉 スマホを選んでおいた方が後悔しにくい傾向があります。
大切なのは、
「今できるかどうか」ではなく、
「これからやってみたいかどうか」です。
家族・ショップに相談すべき理由
もう一つ、とても大切なポイントがあります。
それは、一人で決めようとしないことです。
携帯選びは、
- 機種
- 料金プラン
- 操作設定
など、どうしても分かりにくい部分があります。
そのため、
- 家族に一緒に来てもらう
- ショップで遠慮せず質問する
この2つを意識するだけで、失敗はぐっと減ります。
特にスマホの場合、
家族が使っている機種に近いものを選ぶと、
あとで教えてもらいやすくなります。
「迷惑をかけたくないから」と一人で抱え込まず、
最初だけ少し頼ることが、長く安心して使うコツです。
ここまでで、
「ガラケーは卒業する必要がある」
「ガラホとスマホには、それぞれ向き不向きがある」
という判断軸が、かなりはっきりしてきたと思います。
次は、3G終了前に必ずやっておきたいことを整理します。
3G終了前にやっておくべきこと
「まだ使えているから大丈夫」
そう思っているうちに、3G終了は静かに近づいてきます。
ここでは、慌てず・困らず・後悔しないために、
今のうちにやっておくべきことを整理します。
いつまでに何をすればいいのか
まず大切なのは、
“使えなくなってから動く”のでは遅いという点です。
3Gが終了すると、
- 電話が急につながらなくなる
- ショップが混雑して予約が取れない
- 機種やプランの選択肢が少なくなる
といったことが起こりやすくなります。
理想的なのは、
- まだ今の携帯が使えている
- 気持ちに余裕がある
この状態で、次の携帯を決めておくことです。
「調子が悪くなってから」
「完全に使えなくなってから」
ではなく、“余裕のある今”が一番のタイミングです。
乗り換え時に注意すべき落とし穴
携帯を買い替えるとき、
つい「おすすめされるまま」決めてしまいがちですが、
いくつか気をつけたい点があります。
① 無理に高機能な機種を選ばない
「せっかくだから」と言われて、
使わない機能だらけの機種を選ぶと、
あとで操作が負担になります。
👉 必要なことができれば十分
この考え方を忘れないでください。
② 料金プランをその場で理解しようとしない
説明は一度で分からなくて当然です。
- 紙でもらう
- 家に帰って家族と確認する
このワンクッションが、後悔を防ぎます。
③ 「困ったときどうするか」を決めておく
- どのショップに行くか
- 誰に聞くか
これを決めておくだけで、
不安はかなり減ります。
3G終了は、不安な出来事ではありますが、
見方を変えれば、
「これからも安心して使える携帯に切り替えるきっかけ」
でもあります。
ここまで読んできた内容を踏まえれば、
必要以上に怖がる必要はありません。
まとめ
3G終了をきっかけに、
「ガラケー・ガラホ・スマホ、どれを選べばいいのか分からない」
と不安になるのは、とても自然なことです。
この記事でお伝えしてきた大切なポイントは、次の通りです。
- ガラケーは、使い慣れていても今後は使い続けられない
- ガラホは、今までの感覚に近く、安心感のある選択肢
- スマホは、無理に若い人レベルを目指さなくていい
- 20代の使い方ではなく、40代くらいの使い方ができれば十分
- 大切なのは「使いこなすこと」ではなく「必要なことができること」
携帯電話は、
誰かと比べるものでも、流行に合わせるものでもありません。
自分の生活に合っていて、安心して使えるかどうか
それが、いちばんの判断基準です。
3G終了は不安な出来事ですが、
見方を変えれば、
「これからも困らずに連絡が取れる携帯を選び直すチャンス」
でもあります。
もし今、
- まだガラケーを使っている
- 何となく先延ばしにしている
- ショップに行くのが不安
そんな状態であれば、
「情報を知った今」こそが動くタイミングです。
まずは、
- 家族にこの記事を見せて相談する
- ショップで「高齢者向けに分かりやすく教えてほしい」と伝える
- ガラホとスマホを実際に触って比べてみる
この中の どれか一つだけ で構いません。
少し動くだけで、
「思っていたより大丈夫だった」
そう感じられるはずです。

